俺の名前は吉野春樹
この世界がくだらないと思っている高2だ……。
親友だとか彼女とか全く興味がない。今までただ周りがよってきてそのノリに合わせて来た……。
本当のアイツと出会うまでは……。
『第一章〜出会い』
夏の日だった。俺は一人ボーッと窓の外を眺めていた……。
「おい!おい!!聞いてるのか!?吉野!」
っと聞かれると間髪いれず頭をブン殴られた
「なんすか?」と聞くと
ニヤニヤしながらこう言われた。
「オマエ答えられないからシカトしてたんだろ!えっー!?どうなんだよ!何とか言えよ?」
こいつは数学の石原、教師のくせにいつも何かと俺にくだらないイジメをしてくる……。
「先生その前に式が違うので解けません」と返すと、石原は間違えに気づき慌てて書き直した。クラス中に笑い声が響いた。
俺は合わせて笑っていたが内心くだらないとしか思ってなかった。
ガラガラ!いきなり教室の扉が開いた。
「うわっ!!マジぃ〜」こいつの名前は八嶋美羽いつもいつも授業をバックレている。
こいつとはメールをしたりする仲だ。
こいつが俺を大きく変えるとは思ってもいなかった。