あたしは、「お兄ちゃん」ってことを隠して、親友アヤに相談してみることにした。
「アヤ〜!」
「どしたぁ?」
「好きかどうかわかんない奴にキスされちゃったぁ…でもね…不思議と嫌じゃないの…どうしてなんだろ…」
アヤには
「それはね♪紗理奈もその男の子に恋をしてるんだよ〜その男の子にこくられたんでしょう?」
「うん…ありがとぅ」
やっぱりそうなのかなぁ…
-その日の夜
「紗理奈ーお風呂入りなさいー!」
「あっはーい!ちょっとママとパパ、チョコの散歩に行ってくるからねー」
え゛ぇー!!困る…
「紗理奈…考えて…くれた?」
「うん…あたし分かったんだ。お兄ちゃんに対する思い。キスされて嫌でもなかった…あわてて拭いたケド。あたしも…好きなのかも…目つぶって。」
「え…?何をするの?」
「きまってんじゃん。キスするんだよ。それもわかんない?」
チュッ!
「ん…んんんんー」
ハァ…ハァ…ハァ…
向こうからされちゃったぁ…
「ありがとう。紗理奈。振り向いてくれて。」
二人の難関はこれからだった。