未来

あい  2006-04-13投稿
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ぁたしに未来なんてなぃ。
そう思ってた。
君に出会うまでは。



「冷めてるね」
そうオヤジはぁたしに言った。
冷めてる?
だから何?
金でオンナのカラダを買うアンタに言われたくねぇよ。
心ん中で思った。
いつからだっけ…
ぁたしがオヤジ達にカラダを売りはじめたのは。


ぁたしが初めてカラダを売ったのは夏のコトだった。
興味本意だった。
金が欲しかった。
そういう世界が輝いて見えた。
でも…違った。

汚くて
ズルくて
さみしい…
そんな世界だった。

それからぁたしの値段は良いときは三万、悪いときは一万になった。

まわりの奴らはぁたしが売りしてるコト知ってたから、みんな寄ってきた。
信頼してた人に金ヅルと呼ばれ、金ヅルにされた。
スキだった人にャリマンと呼ばれレイプされた。

ぁの頃ぁたしの生活はサイアクだった。
頑張って受かった高校にも行かずに毎晩オヤジに抱かれた。

頭ではわかってる…
カラダが言うコトきかなぃんだ。
夜一人でぃるのはさみしいんだ。。


それでもさみしぃときは自分の腕を傷つけた。
傷をつけることで自分を落ち着かせた。
そして自分が傷つき悲しんだ印を残したかった。
ぁたしを金としか見てない奴らへのあてつけだったかもしれない。

だって怖くてしょうがないんだ。

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