ぁたしに未来なんてなぃ。
そう思ってた。
君に出会うまでは。
「冷めてるね」
そうオヤジはぁたしに言った。
冷めてる?
だから何?
金でオンナのカラダを買うアンタに言われたくねぇよ。
心ん中で思った。
いつからだっけ…
ぁたしがオヤジ達にカラダを売りはじめたのは。
ぁたしが初めてカラダを売ったのは夏のコトだった。
興味本意だった。
金が欲しかった。
そういう世界が輝いて見えた。
でも…違った。
汚くて
ズルくて
さみしい…
そんな世界だった。
それからぁたしの値段は良いときは三万、悪いときは一万になった。
まわりの奴らはぁたしが売りしてるコト知ってたから、みんな寄ってきた。
信頼してた人に金ヅルと呼ばれ、金ヅルにされた。
スキだった人にャリマンと呼ばれレイプされた。
ぁの頃ぁたしの生活はサイアクだった。
頑張って受かった高校にも行かずに毎晩オヤジに抱かれた。
頭ではわかってる…
カラダが言うコトきかなぃんだ。
夜一人でぃるのはさみしいんだ。。
それでもさみしぃときは自分の腕を傷つけた。
傷をつけることで自分を落ち着かせた。
そして自分が傷つき悲しんだ印を残したかった。
ぁたしを金としか見てない奴らへのあてつけだったかもしれない。
だって怖くてしょうがないんだ。