紫が散る時

川内 舞  2008-01-21投稿
閲覧数[336] 良い投票[0] 悪い投票[0]

長い目で見れば 短い時間でした
君と過ごした時間は 素晴らしいものでした
君にもらったものたちは
この世で今も私の中で穏やかに息づいています

あなたがこの世に居てくれて ありがとう・・・
紫を愛する私  

時には気を使って 紫のシャツを着てくれた君
忘れません 一つ一つの些細な優しさ


私が自らの足で立てていられたのは
その一つ一つの優しさがあったからです

紫の花びら 一枚散りましたが
また違う花を咲かせる勇気に変わりました
今からは違う人達にわけてあげたくなりました
ありがとう・・・        


長い目で見れば 短い時間なのです
この世に居る時間は 限られたものなのです
今まで出会った人達は
あの世でも私の中で優しく息づくことでしょう

皆がこの世に生まれ落ちてくれて ありがとう・・・
紫を愛する私

時には気を使って 紫の涙をこぼしてくれた人達
忘れません 一つ一つの些細な優しさ
私が自らの足で立つことができなかった時も

一つ一つの些細な優しさが支えてくれました

紫の花びら 数えきれないくらいで
ありがとう・・・

いつかサヨナラの時が来たら
箱の中を紫の花びらでいっぱいにしてください
その一枚一枚を空へ連れてゆきます
そして 綺麗な紫の雲を空に流しましょう・・・



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 川内 舞 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ