朝9時から、夕方5時までは、近所の小さな弁当屋でのパートー。
その後、一旦帰宅して、あたしと一緒に食事をし、
夜9時から深夜2時まではスナックで働くー。
スナックから帰宅し、床に就くのは午前3時半ー。
朝は6時に起床するというハードな生活を送っていたー。
弁当屋から帰宅して、スナックへ出勤するまでの約3時間という短い時間が、
あたしと母の唯一の楽しい一時だったー。
こんなハードな生活を続けている母を見て育ったあたしは、早く母を楽させてあげたかったー。
あたしが働く様になれば、今よりはマシな生活が出来る筈ー。
あの男と離婚してから住んでるこのボロアパートも、もう少しマシな所を選べる様にはなれるとー
そう思ったー。