2人はいない…
「春奈ぁぁぁぁ!!!!佳祐ぇぇぇぇ!!!!」
叫ぶ、走る、
走る、叫ぶ、
いない…
僕は泣いていた…不安だけが頭をよぎる…
さっきまで隣にいた彼らがそんな遠くにいるはずない。
だが、走らずにはいられなかった…。
日が暮れた…
ひざまずいた…
「佳祐…春奈ぁ……」
心の底からアメリカを憎んだ…日本を憎んだ…
そして…自分を憎んだ…
あれから2年が過ぎた…
日本は僕らの住んでいた街だけでなくほとんどの都市という都市が攻撃を受け壊滅状態で…
生き残った人々は中東連合国に保護された。
今現在、世界な二分されアメリカ、西ヨーロッパを中心とするジャスティス共和国と東ヨーロッパ、中東の中東連合国で全面戦争が続いている。
当初はアメリカの核攻撃によりアメリカの勝利で早々決着が見られると思われた世界だが、西ヨーロッパらの非核運動により核攻撃は使用しないということを条件で先進国核国はアメリカ側についた。
そして僕は軍に志願し、中東連合国空軍学校を首席で卒業した。
全ては…アメリカへの復讐のために…