地獄へのカウントダウン

ジュン  2008-01-22投稿
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『ザランは俺の親のような存在だ。どんな人にも優しい。だから…なぜ将軍から降格されたのかわからない…』
カンドルは暗い顔をして言った。ニットにはカンドルの辛さがよく伝わってきた。こんなに暗いカンドルを始めてみた。カンドルは続けた。
『ザランはパリス史上No.1の将軍と言われたほど兵に優しかった。俺はザランから剣術を習った。だから、俺が特等兵になれたのもザランのおかげだ。将軍を降格させられてからザランは旅に出るようになったから俺はなかなか会えなかった…。』
カンドルは笑顔になった。
『ニットが言うことが本当なら久しぶりにザランに会えるな。たぶんザランもこの村に来ると思う。…そんな気がする。』
カンドルは立ち上がった。
『明日の朝、出発しよう。ザランが来るなら夜だな』
そう言い残すと、カンドルは旅館に向かって歩いて行った。

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