願望じゃない

もね  2008-01-22投稿
閲覧数[309] 良い投票[0] 悪い投票[0]

幸せな時、
楽しい時、
必死な時、
ふとどこからか聞こえる声がある。
「お前なんか死んでしまえ」
その言葉の主は私を嫌っていて、私が幸せである事を認めない。
その言葉を無視できれば良い。しかしその主は私に取って楽しみを求める声と同じように絶対の力を持っている。
幸せな私を睨む誰か、楽しい私に落胆する誰かの心にふと気付いた時、絶対の主が目を覚ます。
「死ね死ねお前なんか死んでしまえ」
またどこからか声がする。いっそその声に従えば二度と支配される事もないのだろうか?
その主から一生逃れる事はできないだろう。その主は私の中にいるのだから。
今日もおどける私に他人の侮蔑の表情とその声はやってきた。
「お前なんか死んでしまえ」




投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 もね 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]
ネ申盛れるカラコン
激安1日98円


▲ページトップ