氷上を裸足で歩く。 始めキモチイイ。 やがて痛い。 むしろ熱い。 発狂しそう。 それも越えたら もはや無感情。 氷と私の誤差は たぶん限りなく ゼロに等しい。 私は進む。 滑りながら、転びながら。 私は泣いている。 震えながら、立ち上がりながら。 もういいかい? って誰かに聞く。 まぁだだよ。 って何処かで答える。その声だけを頼りにしていた まぁだだよ。もうちょっと。 あのひとによく似た あたたかい声。
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