LOVE IS HERE…?

なお  2008-01-22投稿
閲覧数[406] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「なぁ…」


「ん?」


「キスしていぃ?」


「………はぃ?」


状況を説明しましょう。ここは学校の屋上。私はいろいろあって、一人で考えごとがしたいため、屋上で校庭を見つめながら一人たたずんでいた。


「ダメ?」


隣のクラスの男子、旭川省吾。男子の人気のトップを争うほどの容姿と運動神経を持っている。

そんな彼がいきなり、たたずむ私にキスをせがんできた。


私は訳が分からず、混乱している。


「えっ…あのっ…旭川君…?」


「キス…したくなった…」


「?!」


ちゅっ…


「旭川君っ……!」


「んっ…ちゅっ…」


「やぁだ…!嫌!!旭川君っ!!」


「省吾ってよんで…」

キスの激しさは徐々に加速していく一方で。私はただただ旭川君に翻弄されてばかりだった。


「んんっ…あんっ…ちゅっ…ちゅっ」


「はぁ…アリガト…」

バチンッ!


「最低……っ!」


気づけば私は、無意識なうちに旭川君にビンタしていた。


「仕方ない…だって…」


「いやぁ!」


私は屋上から、駆けだした。最低な男にファーストキスを奪われたのだ。


だけど、今思えばこれは二人の運命の赤い糸の結び目だったのだ…



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 なお 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ