私と彼女の出会いは高校受験から始まっていた…。私は教室の一番後ろ、彼女は私の二つ前、なぜだろう…名前も顔さえも知らないのに私は当たり前のように彼女を覚えている。二人が受験を失敗して同じ高校に通うようになることを…予知していたかのように。
そして、二人は予知通りに出会った！同じクラス、全く知らないはずなのに不思議とひかれた。しかし、まだ内面はうちとけられないまま一年が過ぎた。
二年になり…クラス編成でまた同じになりもともと同じクラスだったこともあり自然と一緒に過ごすようになっていた。彼女は見た目は可愛くて、頭もいい、がしかし…見た目だけでいくと、気が強くてとっつきにくいタイプだ。逆に私は八方美人で自分の意見も言えない自分とは絶対仲良くなれないだろうと表面だけの付き合いをしていた。
そんな私をさておき彼女は私の心の中に入ってくる。物事に白黒をつけたがる彼女に困った時もあったがなぜか一緒にいると心地よかった。何度もケンカして泣いて傷つけたこともあった、それでも二人は一緒だった。私は彼女の心が見えてくると…自分が恥ずかしくなるくらい素直さ、優しさ、強さを彼女からもらった。そして彼女が私をどれだけおもってくれているか知った。友達っていいもんだなって初めて感じさせてくれた。夢を追う事…は恥ずかしくないって努力するってこと、あきらめないこと彼女がいなかったら私はしたいこともみつけられないままただ時に身を任せて生きていただろう。
この友情がずっと続くものなんて私はしんじていなかった。
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