宇宙の彼方に…5

黄昏の天使  2006-04-14投稿
閲覧数[628] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「艦長!指示を!」副長が不安を振り払うかの様に声を張り上げた。
「………………」
艦長は目を閉じじっと何か考えを張り巡らせている様だった…
「オペレーター!この状況を超光速通信にて本部に連絡!続いて副長!全艦に第一級配備の連絡を!最後にカタパルトにCA、AAの待機!」
(CA、AAとは地球軍の人型戦闘マシンの事である。CA〓シューティングアーマー、AA〓アタックアーマー)
「り・了解。」副長が格納庫に連絡を入れ始める…


「タウラス艦載機接触まで90秒!依然として艦隊左右…」「索敵手どうした!」「何でだよ…俺達は味方だぞ…」「索敵手!状況を報告しろ!」呆然としている索敵手に副長が怒鳴りつける。
「貴様どうした!報告は!」
「…何でだよ…」
副長の声は索敵手の耳にはまるで聞こえていない様だった。見かねた副長が椅子から索敵手を引きずり降ろす。
「どけっ!俺にみせろ!……な・何だこれは…」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 黄昏の天使 」さんの小説

もっと見る

SFの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ