愛はもう立つこともできなくなっていた。 「しんちゃん。私もうすぐしゃべる事もできなくなる。最後の私のわがまま聞いて。」 「なに?」 「私の目をしんちゃんに移植して。私はこれからしんちゃんの目になって一緒にいろんな物をみたいの。 これからしんちゃんが見る景色。 いろんな新しい物。 未来。 あとこれからのしんちゃんの彼女もね。」 と、少し笑いながら言った。 「で、でも…。」 「なんかのテレビでいってたけど、真実の愛ってこういうことだと思うの。」
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