同窓会hell。?

あちぇ  2008-01-23投稿
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えーと頭を整理しよう。

俺は賞金かかってる。
紗耶は可愛くなってる。
彼女は俺の事が嫌いじゃない。
んで…酔ってる。

ウイスキーで泥酔してる。
「えーぁ、あのね…ん?なんの話?」
彼女はかなり泥酔してるようだ。
「いや、別に何も聞いてないよ?」

「ふーん。おやすみ。」

!!?

おやすみって!!
せめて家で寝ろよ!!!!
「ちょ…せめて家に帰ろうよ。」


?…静寂。
やけに周りがうるさく聞こえる。
なんか二次会の話をしてる。
俺が何歌いそうなのかを盛り上がって話してる。
あぁ?俺は郷ひろみ歌わんぞ!?
背後からは何も聞こえない…寝たのか?
振り返るとき彼女の俯せた姿勢に肘が当たった。

「ふは?え?…もしかして私寝てた?」

深く頷く俺。

「ほんの5分くらい。」

「何も言われなかった?」

「うん。まぁ。」

彼女は喧騒の方向へ向いて遠い目をしている。
「…皆と違って私思い出少ないから。」

と鼻で笑う。
そーいえば体悪いから、診療所に授業の途中に行ってたっけ。
お互い本ばっかり読んでたから、貸し借りもしたなぁ。
ケド、遠足(という呼び名だがやるのは釣り。)とかは彼女は来てなくて、話し相手がいなかった。

俺が回想にふけっていたまさにその時、またカランとドアが開いた。

もう来てる人は揃ってる。
一体誰が?

入って来たガタイのしっかりした奴はずぶ濡れだった。外は雨が降り出したらしい。
…やばげな奴が来た。
そう思った瞬間。

彼がやばげとかじゃなく間違いなく危ない奴だとわかった。

左手に銃器を携えている。
なんと言う銃かはわからないが、黒光りした重量感のある取っ手がついた長い筒。

一気に静かになった。

誰かが何かを言うのを皆で待っている。

「警察を呼ぶわよ」

と言った途端銃が爆発した。さっき誰が発言したのかはわからないが、そいつが跡形も無く消し飛んだ。
血は何処にも着いていない。
…その空間から無くなった。

俺も皆も理解不能で、その男が何者なのか。

誰もがわからなかった。



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