隆也のストライカー『ハイペリウォール』は龍雅のストライカー『ディア＝パノス』にとどめを刺すべく超重力のエネルギー攻撃『ブラッドサンシャイン』を発射した。
隆也「こいつに取り込まれて圧壊しちゃえば？？」
上空に打ち出された小さな黒い超重力球体は瞬く間に空中に投げ出されたディア＝パノスに向かって接近していった。
しかし、龍雅は既に次の行動を模索し結論を出していた。
ディア＝パノスの右腕の補助ジェネレータを解放し背中に背負うダブルトマホークを手に取るとそれを黒い超重力球体に向かって投げつけた。
ダブルトマホークと超重力球体は衝突しそこから非常に強力なエネルギーとそれに伴う衝撃波が放出された。
ディア＝パノスはそのエネルギーをもろに喰らい、地上へと叩きつけられた。
龍雅「ぐわあああああ！！！」
龍雅の身体に地上に叩きつけられた衝撃と微弱ながらも超重力の余波が襲い掛かる。
衝突の中心点ではダブルトマホークが圧壊し跡形も無く球体に取り込まれた。
隆也「ハッハッハッハッハ！！！大人しく取り込まれた方が苦しまずに済んだのにね！！」
攻撃が止むとハイペリウォールは俯せになって静止したままのディア＝パノスに歩み寄った。
隆也「今度こそアームハッグでこいつを潰してやる！！」
ディア＝パノスに手をかけようと右手を出した瞬間だった。
ディア＝パノスは突如起き上がり、左の拳でハイペリウォールの右肩を打ち抜いた。
隆也はその様子に驚愕した。
隆也「嘘だろ！？」
龍雅は冷徹に答えて返した。
龍雅「俺を殺したいと言う割には少し勉強不足じゃないか？」
打ち抜かれた右腕は遥か後方の砂丘に突き刺さった。
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