ホテルへ向かう車の中で、あいさつを交わした後、彼がナミに尋ねた。
ナミちゃんはお小遣いとかいるの?
そんな事考えてもいなかったナミだったが、あまり好みでもない中年の彼を眺めながら、くれるなら貰ってしまおうかとも考えた…
しかし、援助交際のような事はしたくなかったので、お互いストレス解消出来ればお金のやりとりなんていらないでしょ?と答えた。
彼はラッキーといったような顔をしていた。
彼の様子を見ている限り、援助交際のような事も含め、普段から遊び慣れた様子だった。
話を聞いていくうちに、彼も既婚者でまだ小さな子供も二人いるという事がわかった。
…奥さんが子育てに一生懸命でかまってもらえないといったところだろうか?
等と想像しながら世間話を続けた。
そうしているうちにホテルに着いてしまった…