LOVE IS HERE…?

なお  2008-01-23投稿
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「はぁ………」


あれからと言うもの、私は上の空。なにをするにも手につかない状態。いつも、旭川君の顔が脳裏にちらついている。


「なんであんなことするのよ…っ」


そんなことを繰り返し思いながらも、午前の授業は終わった。

そして昼休み…


「お昼食べよ〜!」


みんなはお弁当を取り出しながら、はしゃいでいる。

「ごめん…ちょっと先みんなで食べてて…私、ちょっと用事があって…」


「うん…!わかった!」


絶対、いつもと違う私に違和感を覚えただろう。だけど、親友の桃子たちは聞かないでくれていた。

「旭川君………」


目を閉じれば、あの激しいキスが蘇る。思い出したくないはずなのに、あの感触は唇を離れない。


「好きだったんだよ?私…旭川君のこと」


屋上について、一人で気持ちを落ち着かせながら、整理していく。誰もいなかったため、素直に口に出すことができた。


「なのに、あんなことされたら…」


ドキドキしていることに気づいた。確かに私の心臓の鼓動は加速していたから。私は、旭川省吾にずっと前から恋をしていたのだ…

「旭川君…」


「読んだ?」


!?


そこには、確かに旭川省吾が、私の後ろにたっていた。


「なに…キスしたくなった…?ニヤリ」



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