「鈴子サン昨日ゴメンネ。」
「優希ん家にいたこと??アイツ昨日一人でスラムダンク読んでずっと湘北バスケ部に入りたいとか騒いでたから気にしないで。」
鈴子サンが舌打ちした。
「で…藍治と普通に話せた??」
「う゛ん゛普通に。」
アタシは鼻をすすった。
「そー。なら良かったわ。少し心配してたの。」
「ありがとぉ。」
アタシは微笑んだ。
「失礼しまぁす。」
鈴子サンはそう言って保健室のドアを開けた。
「せんせぇ〜ベット貸してぇ。」
アタシは保健室の入ってすぐにある椅子に座りこんだ。
「具合悪いの??」
奥から白衣を着た小泉先生がでてくる。
小泉先生は黒髪ロングで髪型のせいかちょっとだけチャン・ツィーに似てる、とアタシは思う。
「熱あるみたい。」
鈴子サンはアタシの隣に座って言った。