『恭助』
(あ、あれ?なんか緊張しちゃったよ!)
俺は女子と話すのは苦手では無かったと思う。
でもなぜかユリナに対しては違った。
その時は初対面だからだろう、と思っていたけれど・・・
俺は恭助。顔は普通だと思う。かっこよくもなくブサイクでも無い。身長は結構高くてクラスでも一番か二番だった。
勉強は結構できるほうで、運動はまあ人並みだろう。
この時点では好きな女子はいなかった。友達に聞かれても、適当な名前を挙げてごまかしていた。それには理由があったけど、今は飛ばす事にしよう。
まあとにかくこの日から俺の人生二回目の、長い長い恋の話が始まった・・・