『ある日ある場所に至って普通の高校生がいた。ただ違うのは‥‥‥』
《AM8:25》
「って〜またこの始まり方かよ!! もっと違う、こ〜何て言うのかなーもっとこうさ〜‥‥」
連載したばかりのマンガに愚痴(？)を言っているこの少年は夢道幻【むとうげん】 至って普通の高校二年生、ただ違うのは人並み外れた‥‥頭の悪さと勘の良さ。
「あ〜何でもいいから面白いことないかなー‥‥‥ってこんなノンビリしてる暇ないんだった!!遅刻するーー」
《AM8:35》
「お前は何回言ったら分かるんだ!」
この大きな声をだして怒っているのは幻の担任の小空吉気【こぞらよしき】 あだ名はＫＹ‥‥ 現実には、なかなかこういう性格の人はいないが、マンガなどにはよく使われている性格の持ち主だ。
「お前は遅刻ばっかりして!いい加減にしろ!二年生になってから今日まで94日の登校日があったが、何回遅刻したか覚えてるか!?」
幻は反省する気も無く指を使って数え、こたえた。
「‥‥40日ぐらい??」
ＫＹはそのこたえにビックリし幻にむかって怒鳴った
「バッカモーン! お前の遅刻日数は94日中94日だ!」
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