俺はおもいきって中富にはなしかけることに。
望「君と俺って中学の二年の全国大会決勝であたったことあるよね?」
俺が二年の時の全国大会決勝戦であたったのを覚えている。
中富「すまんが俺はあまり人の名前と顔を覚えないんで。」
無愛想に答えた。
望「まぁいいけど!!!
なんで君なんかがこの高校に来たの?
たしかに名門校だけど最近は県でベスト4どまり…
君なんかはもっと上の高校をめざせたんぢゃない?」
中富「俺は全国制覇できる一番の近道を選んだだけだ。」
少ししてまた口を開いた。
中富「それより、二年の全国大会決勝であたってるなら同じチームのあのピッチャーはどうした?」
望「?」
望「陽祐のこと?」
びっくりするように言った。
中富「そうだ!!!
そいつはどうした?」
望「陽祐は野球をやめたよ…」
中富「なぜだ!!!」
無愛想だったのに急に豹変した。
中富「俺はあいつがここにくることを知ってここを選んだんだぞ!!!」
望「そんなこと言われたって…」
中富「また三年の全国であたるのを待ち望んでいた…
なのにお前達の中学はなかった…
俺はあいつのストレートに惚れ込んだんだ…あいつがいなかったら意味がない。
なぜやめた?」
悲しそうに言った。
望「そんなこと俺の口からは言えない…」
陽祐「教えてやるよ。」
望「陽祐ッ!!!」
突然あらわれた陽祐にびっくりするように言った。