凍てつく午後に
私の小さな鉢の中花を咲かせた
ありがと私の友達
きみは私に力をくれる
もし花になれたら
私はほんとは
きみみたいになりたいんだ
どんなに凍えても
それを愛して
曲がりくねっても
成長してゆく
眺める人には
鋭い葉を見せ
触れた人にだけ
芳しい香りを
そして誰にも分からぬ季節に
先に可憐な花を咲かせる
固い姿で
凍えていても
いつかはまるで少女の様な
薄桃色の花弁を付ける
暖かな季節が来て
美しい花が咲き乱れても
どんな花より
私はきみに
きみになりたいんだ