今多賀背仁は何者かに追われていた。
「なんでこんな事になるんだよ」
ことの発端はある依頼からだった。
「探偵事務所じゃあるまいし猫探しなんて」
仁はもっと魔法使いぽいことしたかったが
ただでさえ少ない依頼請ける他なかった。
猫は簡単に見つかったのだが…
黒ずくめの連中に追われていたのであった。
「某少年探偵じゃないてのになんであんなのに追われなくちゃならないんだ」
息を切らしながら仁は走る。
(しかたない)
「第25条の特例により魔法の使用を申請する」
魔法は勝手に使うことは認められておらず、こうして申請をしなければ違法で捕まってしまう。
「我が敵を打ち払えフレイムソード」
男達に炎の剣が切りかかる。
(よしこれで)
普通の人間であればここで退くはずだった普通の人間であれば。
男は胸元から銃を取り出した。
「まじかよ!」
つまりはこちらの住民ということであった。