あの頃の笑顔は、まだちゃんと輝いていた。 なあ、笑ってくれよ。 頼むよ、頼むから。 あの頃みたいに、弾けるような笑顔を見せてくれ。 なあ、頼む。 頼むから、笑ってくれ。 隣にいるのは俺じゃないけれど。 もう、じかにその笑みを受けることはできないけれど。 俺にはわかる。 きっと、わかる。 ほら、その笑顔は、空も照らすんだ。 だから、笑ってくれよ。 俺の――いとしいひと。 君が笑うと、僕も笑うから
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