水夏『……気持ちワル〜…』
さぞ嫌そうに声を上げ、使真を横目でみる。
怜子「だから水夏……」
歩『確かに――』
“え?”
今までの会話、そしてたった今の会話を聞いていた関係者全員がこう思った。
瑞枝「水夏と歩の――意見が合ってる…」
怜子「ホント――」
歩『カナリ悪趣味な使いだなぁ……カミサマのツカイなんでしょ?アレ。』
水夏『ホントは…触りたくも……無いけど…っ』
歩『ヤりますか…』
水夏『いくわよ歩!!ッ』
“ザンッ”
2機のイヴェリスゎ勢い良くバネを付けて踏み切ると一気に使真へ向かって走りだす。
管野「両機、使真との距離ちぢめます。
[エリアF]を越え――防衛エリアへでました。使真と接触!」
――
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水夏『でゃぁぁ━━━━っっ!!!』
“ガギィィィンッ”
水夏の搭乗しているヴァイの装甲と使真の触手がぶつかり合った。
瑞枝「!?何?」
明らかに見た目と異なる状態に目を疑う。
怜子「…あの触手…堅いの?…解析急いでッ!!」
管野「ッはい!」