LOVE IS HERE…?

なお  2008-01-26投稿
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「サイテー!!」

「ってぇ……」

そう言って、私は屋上を出て行った。

が…

ガシッ……

「………!」

「なに逃げようとしてんの…?」

「旭川君……」

「お前、俺のこと好きなんだろ…?」

「…っ!///」

図星だったせいか、反論すら出来なかった。

「わかってたんだよ。ずっと前からな。あれだけ見てりゃわかるっつーの。」

「…………///」

彼のストレートすぎる言葉に私は言葉を出すことさえ不可能となった。

「だったらいいじゃん。キスなんか一瞬のことなんだし。何でいやがるの?好きなんだろ…?」

そして私の顎に手を添え、唇を近づけていった。

「…嫌っ!離して!」

「しぶてぇな…何がそんな嫌なんだよ!」

「愛がないキスなんかしたくない!サイテーだよっ!旭川君なんか大嫌い!!」


全力で彼の手をふりほどき、教室に戻った。振り返ることはなかった。

「……………」

旭川君も今度は観念したのか、追ってくる気配はなかった。

私は、複雑な思い出いっぱいだった。




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