LOVE IS HERE…?

なお  2008-01-26投稿
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翌日…


「はぁ…」


こんなに学校に来るのが憂鬱なのは、初めてだった。旭川君の顔を思い浮かべる度に、胸が締め付けられた。


「着いちゃった…」


校門をノロノロくぐり抜け、昇降口までたどり着いた。


「…ウソ……」


目の前に立っていたのは、旭川君だった。

しかしいつも通りの彼ではない。髪は短くし、ピアスもアクセも全てはずし、きっちり制服を着こなしている、さわやかな好青年がそこにいた。

「おはよ」

「おはよう…」


そして、旭川君は静かに頭を下げた。


「悪かった…」


「……?」


「俺、間違ってた。俺が言ってた恋よりも、お前が言ってる恋の方がずっといいな。うん…ありがと。」


「旭川君…!」


「そんで…率直に言うと…好きなんだ。昨日あんなことしといて、最低だけど…お前にマジで恋してる。好きだ。」


「………///」


「返事は……?」


迷いも何もなかった。


「いぃに決まってるよ…ばか…!」


気づけば、私の頬には涙が伝っていて、改めて、旭川君に恋をしていた自分に気づかされる。






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