「行くぞ。」
河内がつたつた歩いてく。
「ああ」
俺がその後を追い掛ける。空港の中に入ると、人人人人人人人人人人!!!
こん中から見つけるのは、困難だなぁ。
「二手に別れよう。」
河内はそう言うと、走り出し、人込みに消えた。
「ヨッシャ!」
俺も河内の行った反対方向へ走った。
「絵梨原、そろそろ行くから荷物持って、弟君達も」
滑走路が一望出来るフロアのベンチに絵梨原と、坊ちゃんと絵梨原の弟が座っていた。
坊ちゃんが出発まで十分を切ったのでそろそろ行く事を伝えた。
「、、はい、さっ行くよ」
絵梨原が了承して、全員立ち上がる。
そして、ゆっくり歩きだす
体力ねぇな、俺は、河内みたいに家の手伝いやってればこんなに疲れないのかな、まあいい、絵梨原は何処だ
金崎、お前は人の気を考え過ぎるんだ。
絵梨原の時も、あん時の俺の時も、お前が必死の時は退廷誰か他の人の為なんだよな、たまには自分の為に動けよ
金崎さん、河内さん、あんなにお世話になったのに、ちゃんとありがとうと言いたい。
金崎が滑走路を一望出来るフロアに着いた。