『委員』
学級委員、と言ってももちろん立候補した訳で無く、推薦で選ばれたのだが・・・
もう一人はユリナに決まった。まあ彼女の優秀さからしたら当たり前の事なのだろう。
なぜ俺が選ばれたのかは今だに謎だが・・・
休み時間になると、ユリナと話しをした。
「とりあえず、よろしくな。」
「こちらこそ、よろしくね!」
それからは特に何事も無く、半年が過ぎた。
ー半年後ー
俺とユリナは学級委員に関係のある集まりに出た。
2、3ヵ月に一度ぐらい何回かこの集まりがあり、俺は隣のクラスの奴と帰っていた。
しかしこの日はそいつは休んでいた。
しかし同学年で集まりに出るのは数人、しかも同じ方向の生徒は俺以外は二人しかいなかった。
その二人は休んだ隣のクラスの友達とユリナだった・・・