幻は何回も怒鳴られて頭にきた
「ちぇっ、遅刻がなんだよ! やっぱ学校はつまんねーな。」
そう言うと幻は『バンッ!』と大きな音がでるくらいドアをおもいっきり閉め教室を出ていった
「ア〜つまんねー、やることも無いし家に帰って寝るかな。」
《8:40》
幻が学校を出て家に向かって歩いてる頃、名の知られていない、ある所で争いが繰り広げられていた‥‥‥
〔グサッ〕
「くっ、だっ誰か助けてくれ。」
この争いは能力を持つ者どおしが、ある目的のために相手と戦い、殺し合う‥‥
「今助ける! 私にしっかりつかまって!」
怪我をした男は言われたとおりに女につかまった。 男がつかまったのを確認した女は
「いくよ。」
と言い自分に手をあて、〔ヒュン〕という音をたてて男と一緒に消えていった。
《8:50》
その頃、幻は家の近くまで来ていた。
「あーあ、マジでありえねーし、遅刻だけで‥」
〔ヒュン〕
幻がまた愚痴を言おうとした瞬間に幻の目の前にいきなり、女と怪我をした男が現れた
「うわっ!だっ誰だお前ら!」
幻が驚きながそう言うと、女が近寄ってきて幻に手をあてた。
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