「私をお嫁さんにして」
2年前、当時19歳の私が38歳の彼に何度も言った言葉。
彼の「お嫁さん」になるということは決して楽ではなかった。
歳が19コも離れてること、彼が妻子持ちということ、ヤクザ絡みで仲を引き裂かれそうになったこと、もちろん世間の批判も酷かった……
本当に楽ではなかった どうしようもなくツライこともあった
たくさん泣いてきた
人を愛し愛し続けるということは簡単なモノじゃなかった
カベを乗り越える度に強くなっていく絆
「何があっても一緒だよ」
彼は私にそう言ってくれた。
私も彼もお互いを愛することをやめなかった。
私は彼のとなりにずっと居るということを諦めなかった。
今 私は真っ白なウェディングドレスを着て彼の前に立っている
彼は優しい眼差しで私を見ている。
このときをずっと夢みてたよ
「私をお嫁さんにして」
幼い私が必死になって何度も言った言葉は、
今 現実のものになっている