「休憩♪」
藍治と小泉先生の声だ。
「はぁ…。そんなで学年で10番以内とかだから山田先生も目つぶってるのね。」
「なんだよそんなって。総理はオレを褒めてるのけなしてるの??」
小泉先生を総理なんて呼ぶのは藍治しかいない。
アタシはベットから出て二人の所へ歩いた。
「あ!椿大丈夫??」
藍治はBEAMSのバックを持ってさっき鈴子サンの座っていた椅子にいる。
「余裕。」
アタシは力なく答え、藍治の隣に座った。
「青山サンほんとに大丈夫なの??」
「何言っての総理!この人こんなに死にそうな顔してんじゃん!!!」
「何言ってるの。だれが総理よ。」
「それより藍治なにしてるの??」
アタシはAnd Aのリュックから亮クンから貰ったポカリを出しながら訊いた。
「秀が英語の課題ためててたらしくて今日残って補習受けなきゃ生徒会やめろって先生に言われたらしい。」
「で、藍治が代わりに来てくれたんだ。」
アタシはポカリを飲んだ。
「ビンゴォ☆」
藍治は指を鳴らした。
「そんなわけでオレと椿チャンは帰ります。」
藍治は立ち上がった。