ガイラー「ご無沙汰しております…。ロイ=コリンズ大佐…」
ガイラーのストライカー『ダークフィアー』はそれまでの攻撃を止め、チェーンウィップを納めた。
同時に辺りに静けさが戻った。
金色のストライカー『ストック&ペイ』は大剣を砂の地面に突き刺した。
ストック&ペイのパイロットであるロイ=コリンズは口を開いた。
ロイ「先程…この部隊の指揮官が貴様らに告げた事が分からなかったのか?大人しく貴様らが監禁している少女を引き渡せ…少女はお前とは関係ないはずだ」
ガイラー「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!お断りします!!彼女は我々にとっての利用価値が高い!!」
ロイ(まさか…その子も強制細胞変化手術実験に使う気か!?なんと卑劣な…)
ストック&ペイがゆっくりと大剣から手を離した瞬間であった。
ダークフィアーは素早い動作でストック&ペイに密着して来た。
ガイラー「残念ですが答えはNOです!!我々に情けをかける余裕があるのでしたらせいぜいご自身の身を守る努力でもすることです!!」
ストック&ペイは再び大剣に手をかけると直ぐにダークフィアーに振り下ろすが素早く回避された。
ロイ「ならばこちらもそれなりの措置を取るまでだ!!」
ストック&ペイは背中に装備された『超速演算ユニット』を展開した。
展開が完了するとそれはまるで蝶の羽根となって現れた。
ロイ「貴様の能力などこの計算機の前には無力であるということを教えてやろう」