法則に従え

花火  2008-01-28投稿
閲覧数[629] 良い投票[0] 悪い投票[0]


見苦しい数の、ほの黒く赤い閃光。


とりあえず逃げなきゃ//


その赤い閃光の重点は上下左右と揺れ動き、ちらちらと消えてはまた赤く光る。

辺りはまっくら...

バタバタバタ...

床はぐちゃぐちゃ。足は裸足だった。


俺は必死で壁をつたい外に出た...


いや、間違えた判断だ。

また外には赤い閃光の大群がこちらへ向かってくる....

うっすらと見えたのは....顔。



ハッ//


俺はまたさっきと同じ状況に立っていた。

かなりの数の赤い閃光がこちらへゆらゆらと向かってくる。
きっと目だろうか。
1つだけ大きな閃光があった


その時、ぬるっとした者が俺の足をつかんだ//


バッと下を見た//


70歳くらいだろうか...
手はやせ細り声もおぼつかない。

吐息が足にかかるくらいに必死でなにかを訴えている。


このビルの....最上階...にある麻酔薬を....とって..来い...


//


麻酔薬...?

いったいどうゆうことなのか全くわからない//


赤い閃光が俺の顔の横で揺れていた。

俺はソイツに肘打ちで突き飛ばした。


そのまま真っ直ぐの方向にエレベーターが見える。


裸足の足を急いでエレベーターに向かわせる



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 花火 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ