見苦しい数の、ほの黒く赤い閃光。
とりあえず逃げなきゃ//
その赤い閃光の重点は上下左右と揺れ動き、ちらちらと消えてはまた赤く光る。
辺りはまっくら...
バタバタバタ...
床はぐちゃぐちゃ。足は裸足だった。
俺は必死で壁をつたい外に出た...
いや、間違えた判断だ。
また外には赤い閃光の大群がこちらへ向かってくる....
うっすらと見えたのは....顔。
ハッ//
俺はまたさっきと同じ状況に立っていた。
かなりの数の赤い閃光がこちらへゆらゆらと向かってくる。
きっと目だろうか。
1つだけ大きな閃光があった
その時、ぬるっとした者が俺の足をつかんだ//
バッと下を見た//
70歳くらいだろうか...
手はやせ細り声もおぼつかない。
吐息が足にかかるくらいに必死でなにかを訴えている。
このビルの....最上階...にある麻酔薬を....とって..来い...
//
麻酔薬...?
いったいどうゆうことなのか全くわからない//
赤い閃光が俺の顔の横で揺れていた。
俺はソイツに肘打ちで突き飛ばした。
そのまま真っ直ぐの方向にエレベーターが見える。
裸足の足を急いでエレベーターに向かわせる