『よし!!鴨志田郁雄!!これでシートベルトの装着は完了だ』
この『ダン何とか』ってやつ二点式シートベルトなんだな…。
なんか始めて買ったスポーツカーもこんな作りだったなぁ…。
このロボットの内装もなんかケ〇メリを思い出させるよなぁ。
隣に弾さんが乗り込むのか…
ってさっきの黒人が乗ってるけど…
「ちょっと弾さん!!彼が勝手に乗り込んでいますよ!!早くどかさないと!!それにほかの方は…」
『あぁ、別に俺が乗り込むなんて言ってないよ。それにほら、俺もう大学四回生で某大手広告代理店に内定出てるから!!もしなんかあったら大変じゃん!!それに…』
それに…?
『定員二人までなんだよね…』
そう言って奴はハッチを閉めやがった。
おい…何だよあの掌の返し方は…。
今の若者ってみんなアレか!?
そして隣には…
『ニシオカサァーン!!ニシオカサァーン!!』
此処から出せぇええええ!!!
こうゆうときなんかあるだろ脱出ボタンとかが!?
こんな目に遭うより世界が放射能で汚染されてる方が遥かにマシだ。
そんな時あのクソガキがマイク越しに話かけてきた。
『怖れることはない!!鴨志田郁雄!!!世界のピンチを救えるのは君しかいないんだぁあああ!!!』
自分のピンチを救えるのも自分しかいないんだぁあああ!!!
『ALEXANDER!!鴨志田郁雄をよろしく頼む!!』
ALEXANDER?この黒人の名前か??
『…YES,BOSS.』
こいつ日本語わかるんじゃねぇか!!!!!!
BOSSって何だよ!!BOSSって!!!
『…上司、長…』
え!?意味じゃないっての!?
とゆうより何も喋るな!!弾海斗!!!
『3,2,1、動力部出力百パーセント。射出フェイズに移行…カウントダウン開始』
掃除のおばちゃんがカウントダウンをやってる。
残りの方はオペレーティング担当なのね。
あぁ、もう死にたい…。
『3,2,1!発射!!!』
『GO!ダンカイザ−!!!』(弾海斗)
郁雄逝きまーす…