...次の日
由美「あぁ〜!!もうッ、何で取れないの!?」
渚「…由美〜そこまでにしとけば?…」
UFキャッチャーに苦戦する由美に、渚がビクビクしながらも声をかける。
由美は5000円以上もかけてずっと、UFキャッチャーの前に立っていた。
そんな由美をひたすら呆れながらも、みゆ、渚、小百合の3人は黙って見つめる。
由美「はぁ?何で?
てか、3人も遊びゃーいいじゃん!」
小百合「…私達はもうお金ないし…ねッ?みゆ。」
みゆ「…うん」
顔を見合わせながら話す。
でも、由美はつまらなそうな顔をしている。
由美「…はぁ〜、もっとお金持ってきなよ、3人ともさぁ〜…
全く、もういいや!」
文句を言いながら、渋々と私達のほうに振り向く。
小百合「…じゃあ、帰ろっか!…もう外、暗くなってきたし。」
渚「そうだね!帰ろう!
もう疲れたしね!」
由美「…ちょっと、待ってよ?」
そそくさと背を向け帰ろうとする2人に、ニコリと笑顔を向けながら由美が2人の足を止める。
渚「…何?…由美」
由美「明日はどうする?
学校の帰り。
また、ゲーセンで遊ぼっか?」
渚と小百合が恐れていた、話の内容だった。
...つづく