風が唸る夜も どんよりと曇り空の昼も
朝焼けが綺麗な朝も
僕は君を想って唄うだろう
世界がどんなに冷酷無慈悲で暗く見えても
僕は希望を捨てたりしない 小さなやさしさにすがってでも生きていく
だって君が教えてくれた
生きることの喜びを
死ぬことの悲しみを
僕に、唄を。
だから僕は唄いたい
すねた目をした少女のために
誰にでも輝くような笑顔を向ける少年のために
怒りに怒りでしか答えられない悲しい人のために
誰かのために命を差し出せる優しい人のために
僕は唄いたい 体の芯から吹きあがる情熱を ほとばしる想いを
冷めた目で世界を見つめる人に伝えたい
「あなたは一人じゃない」と
「悲しみを乗り越えられるくらい強くなってほしい」と
嫌になる時もある そんな気持ちは僕が一番よく知ってる
だけど
明けない夜などないから 不幸がすべてを覆いつくしはしないから
この世も悪いことばかりじゃない
僕が、君に出会ったように。