傷や哀しみを僕に預けて

ふく  2008-01-29投稿
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深い傷を負う
哀しそうな表情と恋に怯える身体
何処まで君の暗闇を明るく照らせるだろう
懸命な笑顔に隠された僕への気遣いと優しさ
無理をさせたら今にも崩れ落ちそうな小さな身体

いつか君がまた心から誰かを信じ笑顔になれるまで側にいたい
君に安心をあげたい
そして君を幸せにする誰かが僕で在りたい
無理して忘れる必要はない
少しずつでいいから君が背負う傷や苦しみを僕に分けてくれたら
そしたらその重い荷物を僕が何処かに捨てて来てあげる
大丈夫
過去はいつしか小さな塵となって消えるさ
未来の光だけを信じて僕の手を握って欲しい
君を何処へでも連れて行ってあげる

君が寂しい時に人差し指で唇を触る癖
せめて僕といる時だけはそんな思いをしないように
ただ君を一人にしたくはなくて寂しい思いをさせたくなくていつも僕は君の手を握る
人差し指が唇に届かないように強く手を握る
君の横顔が少し嬉しそうでその表情が何だか嬉しくて瞼が熱くなる
守りたい
君のどんな過去も受け入れる覚悟はある
だから全てを預けて手を離さないで

深く傷付いた君を見るたび
無理をして笑ってくれるたび僕の心臓は悲しく波打つ
またあの時のような素直な喜びを見たいから僕の手は君の手を待っている
君が僕の手を選んでくれるように僕が頑張るから

君を守りたいとか
君を幸せにしたいとか
君を一番に考えているつもりだけど少しの恐怖もある
もう傷付けてはいけない
信じ続けてもらいたい
黙って着いてこいなんて偉そうな事は言えないけど想いだけは誰よりも強い
ただこれだけだけど君が潰されないように守れるように強くなろう

いつしか君の傷が消えて迷いが無くなったら僕に見せて欲しい
君の色んな表情を\r
何一つ曇りの無い君の本当の姿を

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