『幸せにするから』
『うん』
『結婚しよう』
『...はい』
学生の時から 8年も愛を育て 平凡だけど プロポーズされ 結婚することになった。
新鮮で毎日がとても幸せだった。
早く子供がほしかった。
早く二人の子供がほしかった。
女なら必ず思う幸せ。
そして私は妊娠した。
嬉しかった。
彼も凄くよろこんでくれた。
毎日が手探りの楽しい幸せな マタニティライフだった。
私達二人の愛の証。二人の子供がお腹の中で 順調に育まれ育っていた。
彼も毎日仕事から帰ると優しく私とお腹の赤ちゃんに『ただいま』と話しかけてくれた。
とても幸せな時間がゆっくりと過ぎていった。
最近彼が風邪で 私に気遣いキスはしなかった。
なかなか風邪がなおらなかった。
買薬をのんでいた。
私のお腹の中で新しい命が 動くようになってきた。彼もパパになる不安と喜びで いつも笑っていた。
会社の健康診断...
<再検査>の通知だった
私は大きなお腹を抱え 彼とある平日の午前中に総合病院へいった。
検査結果は十日後だった。
『胃と 十二指腸 それと 腎臓にポリープが見られます』
と担当の先生だった..
『それは...』
と私と彼が聞きかけると
『とりあえず悪性か良性か検査しないと』と言われた。
毎日楽しかった日々が 不安と 怖さで いっぱいになった。彼は無理して私の体をきずかい笑っているのが 痛々しいかった。
何日かして 結果を聞きにいった。
『先生どうでしたか?』
重い緊張した空気がイヤだった...
『若いから...進行がはやいんだよ..今はいろいろ薬もあるし 医療も進んでいるから...今回検査した結果がちょっとよくなくてね...』
と先生が言って..
私達二人はガク然とした...
...つづく