「おまたせ」
彼女は、ワンピースに、コート。
『めちゃめちゃ可愛い』
もうメロメロ
「さぁ、行こうか!」
僕は、彼女と歩き出した。こんな、ステキな女性の隣に、僕みたいなと思うと、周りの人達にはどう、映るんだろう…
『カッコよくなりたい。彼女に似合う男になりたい』
「ついたよ」
なんか、大人って感じの店。25階のビルの25階にあるダイニングバー。
「夜景、すごいね」
「来てよかった?」
「うん」
ステキな笑顔で彼女は、夜景を眺めていた。
「お誕生日、おめでとう」
シャンパンで乾杯し、僕たちは、ステキな暖かい時間をすごしていった。
食事も終わり、そろそろと思っていたら、お店の奥から、『ハッピーバースデー』の曲がながれてきて、彼女の名前入りのケーキが運ばれてきた。
お店のサプライズに、僕たちは、感動してしまい、彼女は満面な笑みで
「ありがとう」
と、その瞬間、お店中のお客さんから、拍手と『おめでとう』の声。
彼女は、涙していた。
僕は、彼女の涙を、人差し指でぬぐい 「誕生日、おめでとう。こんな暖かい、誕生日になるなんて、俺もびっくり。そして、みかと過ごせたこと、ありがとう」
気付いたら、僕まで涙がでていた…