私はウカレテいた。こんなにも ドキドキしたのは久しぶりだった。
番号をもらった彼は私の働いているショップの従業員の中でも 噂のカッコよさで一際めだっていた。私はみんなに自慢したかった。けれど私には彼氏がいるので 言わずに我慢した。
あれから彼はお店には来なくなった。私しばらく毎日なやんだ。
私に彼氏がいなければ 今すぐにでもとんで行くだろうが 私の心に彼氏がブレーキをかけている。
私は学生時代からの友人だけに相談をした。友人は『人生一度じゃん 今の彼氏だけじゃないかもよ 会うぐらい私はいいと思うよ。』と友人は軽い気持ちで会えばいいじゃんと言った。
私は会うことにした。
番号を押し電話に彼がでた!!
『すみません 私あの この前...』
と私がなんて話そうか言葉を選んでいると..
『あっ やっとかかってきた!もうお店もいけないし 電話もないかとおもったよ』
と彼が笑った。
思っていたより 彼は話しやすかった。
私は彼氏のことなんて忘れていた。楽しかった。
早く直接会って話したくなった。
『明日暇?美味しいもんでも食べながら話せないかなぁ?』
彼がいった。
『私でよければ 』
明日はたまたま私も休みだし...
待ち合わせ場所と時間を決め電話をきった。
夜彼氏から電話があって 『この前明日休みって言ってたから どっか行こうかぁ?』
と彼氏。
『明日 私 仕事になっちゃったの』
付き合いだして初めて嘘をついてしまった。
心の中でごめんねと 私は呟いていた。
『おはよう 今日楽しみだね 早くあいたいよ』
と朝から 彼からのメールがきた。
『私も早く会いたいなぁ 後でね』と返した。
ドキドキ ドキドキしていつもより早く起きちゃた
いつもより念入りに髪をとかし
いつもより念入りに グロスを唇にぬってる私がいた。
待ち合わせ 5分前...待ち合わせの駅のロータリーに私は立っていた。
私の前に白いステーションワゴンがとまった。
『ごめん 待った? 今日はありがとう とりあえず乗りなよ』と 窓が開いて彼がいった。
『どこか行きたいところある?とりあえず走ろうかぁ』と彼は車を走らせた。
...つづく