宝物21

ラク  2008-01-30投稿
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俺は不思議に思いながら手を振った。何を「頑張れ」なんだ?
真紀に会える、という期待を持ちながら、大学に着いた。俺の中で大学は完全に楽しい夢の世界に変わっていた。
阿部の授業もよく聞けば楽しいじゃないか!
昼になり、俺は期待を持ちながら学食に向かった。
すると俺よりも前にすでに真紀が座っていた。俺は真っ先に真紀のもとに向かった。
「ヤッホー、真紀。昨日はどうしたんだよ、すごく心配したんだぞ!」
「あっ、優くん。…ゴメンネ、昨日は風邪ひいて休んじゃって!…でもそんなに心配してくれたんだね。ありがとう!私、すごく嬉しい!」
真紀はこの前以上に俺に向かって笑った。
その時俺は、タマが俺の足元に寄ってきて、顔をこすったときと同じ感覚を覚えた。
今、真紀を守ってあげたい、いや、守らなければいけない。そう感じるようになった。
今日言うしかない!
「なぁ、真紀。今日終わったらヒマ?よかったらまた何か食べ行かない?」
真紀は即座に答えた。
「もちろん、大丈夫だよ!嬉しい!じゃあ私、またあのファミレスがいいな」
真紀は本当に嬉しそうだった。
俺と真紀は授業後にまた学食の前に集まる約束をした。
午後の授業はすごく緊張しながら受けていた。



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