春…
桜の花が咲いている。
校庭は人が沢山集まっている…。
今日から私は小学5年生になる。
ただ学年と教室が変わっただけで私にとっては普通の日…。
だと思っていたのに…。
私は、4組になった。
友達の優梨(ユウリ)と、同じクラスだ。
優梨は私と違って大人しくて優しい子。
私は優梨の隣の席に座った。優梨とは2年ぶりに話した。
3・4年生のトキ違うクラスだったのだ。
私達が話していると、
「あれ??萌花じゃん!!」
※萌花=>私のコト。
3年生の頃に友達になった真由(マユ)だ…。
真由は髪はサラサラで可愛らしい。ちょっとおっちょこちょいな子だ。
あれ?真由も同じクラスなんだ!知らなかった…。
真由が近づいて来て、優梨を見ている。
優梨と真由は初対面なのだ。私が二人を紹介をした。
3人で話していると先生??が教室に入って来た。
頭のてっぺんがちょいハゲているが優しそうな男の先生だ。
黒板に名前を書いている。渡邊 宏之(ワタナベ ヒロユキ)…
手が少し震えているみたい。字がクニャクニャしている。緊張してるのかな…?
先生の自己紹介を聞いた後、出席番号順に席を決めるらしい…。
私は後ろの方だ…。
先生に指示され席に座る。
周りの人は知らない人ばかりだった…。
席が決まると先生は自己紹介をしようと言った。
みんなが自己紹介をしている。私の番が近づいてくる。
とうとう、私の前の人の番に…。
私は前の人の顔が見たかった…男の子なのは分かる。
私は彼の自己紹介を真剣に聞いた。
彼は杉山 たつき(スギヤマ タツキ)。特技は水泳らしい。
彼の自己紹介が終わったトキだった…。
彼の横顔が見えた…。
かっこよかった…。
彼はほんの少し笑っていた。
私は彼が座った後、すぐに立ち上がり自己紹介をした。
彼が私を見ていた…。
大きな瞳、綺麗な肌、整った髪。有名人にに例えると、「「生田斗真」」だ…。
私は一目惚れをしてしまった…。