泥水

しを  2008-01-31投稿
閲覧数[126] 良い投票[0] 悪い投票[0]

寒い 今日もまた
実の無い会話で一晩
眠い 今はもう
温いコーヒーだけある

この日が十年前だったら
僕達笑っていたのに
狡賢さが無いために
僕達ひとりぼっち

毎晩見る夢で
君は白い息を吐く
酒が足りないのだろうか
急に走り出した
二本足でしっかりと

同情と嫉妬と
いくらかの安心を持って
拙い現実に酔いが覚め
そのまま感情を
ぬるま湯で薄める

この夢が現実だったら
も少し目を開けたのに
僕が選んだ生活は
いつか僕を殺すだろう

暑い この部屋は
火はそんなにいらないだろ
眠い 今日もまた
ナイフを持った太陽が

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 しを 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ