...卒業式当日
ワイワイと騒ぐ玄関前。
みゆと由美、小百合、渚の４人を含め卒業生は卒業式を終え、記念撮影のため写真を撮るのにあけくれていた。
だが、いきなり由美にグラウンド呼び出された。
みゆ｢あれ？みんなも？｣
由美にグラウンドに連れ出されて、来てみるとそこには６年１組、クラス全員が集まっていた。
小百合｢どうしたの、由美？あたし達を呼び出して…｣
渚｢何かするの？…｣
小百合と渚がクラスみんな聞きたい問いを聞く。
由美｢そんなﾃﾝｼｮﾝ低くなんないでよ？
今日、卒業式だったんだしさぁ〜
お祝いに明日、１組だけで卒業ﾊﾟｰﾃｨｰしない？｣
笑顔でさらりと答えた。
そんな由美と裏腹にクラスみんなの雰囲気は落ちていた。
クラスみんなも由美の強引さを知っていたからだ。
あと、由美の指切りの癖も…
理恵｢ぇ。でも、急に言われても明日、用事がある人も居ると思うけど？｣
黙っているみんなに見かねて、松田 理恵、１組の学級委員長が言葉を返す。
由美｢明日から休日なのに、用事ある人なんて居ないｯて!｣
理恵｢え…｣
元気に答える由美に、理恵は少し戸惑っていた。
...つづく
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