由美「理恵ちゃん!」
理恵「?え…」
由美はいきなり理恵の手を掴んだ。
そして、理恵の小指と由美の小指を絡める。
理恵「…!?ちょッ」
由美「ゆ〜びき〜りげんまん♪
嘘つ〜いたら♪
は〜りせ〜んぼん♪
の〜〜ます♪
指切った♪」
あっという間に由美と指切りをしてしまった。
そんな由美の行動にクラスのみんなも、唖然とするしかなかった。
由美「フフッ♪
理恵ちゃんが代表で指切りしたんだから、絶対だよ?
約束破らないでね〜
…じゃッ!あたし親、待ってるから!
ばいばいッ」
理恵「ちょッ、由美ちゃん!」
みゆ「由美!」
由美は私達の声も聞かずに帰っていってしまった。
残された私達は静かに顔を見合わせる。
竜「…何だよ、あれ?(怒)
…チョー強引ッ!!!!!
めちゃくちゃうぜぇ〜し。」
竜が口を開くと他のみんなもザワザワと騒ぎ出す。
会話は由美の悪口で立ちこめていて、みんな由美にはウンザリとしていた様子だった。
みゆ「…小百合!渚!」
この雰囲気の悪さに耐えられなくなって、2人に声をかける。
渚「みゆ…」
みゆ「…2人とも行くよね?」
いつもなら聞かなくても答えは決まっていたが、何だか不安を感じて知らないうちに口にしていた。
つづく