「?」
由伸は違和感を感じた。
(おかしい様子が変だ)
敵艦隊の動きは死を恐れていない。
(まるで誰も乗っていないようだ)
「どうしたぼーとしてると撃ち落とされるぞ」
大尉からげきがとんだ。
「気になることがあってもしかするとこれは敵のようどうではないかと」
「どうやらそれは当たりのようだ」
「敵艦隊、月の裏にも出現しました!」
「これだけの数をようどうに使うとは」
大尉は敵に呆れてそうぼやいた。
「このままでは月が落ちる」
由伸は焦っていた月が落ちれば次は地球が狙われる。
「俺達は目の前の敵に集中しろ」
月艦隊の大半が壊滅したこの戦力では…
地球から無数の光が点滅している。
「あれは地球の」
援軍に地球の艦隊が敵の数倍の勢力できた。
「こっから逆転とといくか」
ニヒルな笑みを浮かべ大尉は言い放った。
「ガルウイングの力みせてやるぜ」