水曜日。いつもは絶対出る体育の授業を今日は休んで保健室のベッドに寝ている。何故なら鈴宮先生が体育教師(因みにサッカー部顧問)だからだ
海に行ってから一週間半。やっぱり何も変わりなくて私も反撃に出た。これでも変わりないなら…完全に嫌われたのだ
だが事態は意外な方向に変化を遂げ―\r
「先生頭痛ぇ」突然ドアが開き男子の声がした。この声確か…「アレ?神崎雪サンもサボり?俺同じクラスの…」
「眞野俊君だよね。サッカー部の」私は体を起こした。
「知ってたの?!」眞野は嬉しそうに笑む。それを見た私は誇らしげに
「サッカー部には詳しいの」と言った