私は彼と話がしたかった…だけど、彼の周りには女の子達が集まっていた。
「いやぁ−凄い人気だねッ!杉山クンって…ネッ♪優梨♪」
「そうだね。」
「私、杉山クンのコト狙ってたのになぁ〜…」
私はドキッとした…。
真由、狙ってたの…??
狙ってた。ってコトは…
辞めたってコトなのかな??
「真由チャン、イケメン好きだね…。」
「えへへッ♪そういえば、優梨と萌花は気になる人いるの??」
真由が微笑みながら言う。
優梨の顔がみるみる赤くなっていく…。
分かりやすい優梨であった…。そこが可愛らしい♪
「優梨ってば、気になる人いるの?!」
優梨の顔がさらに真っ赤…そして、小さく頷いた。
「誰なの??教えて!!」
真由が優梨に迫っている。
優梨は真由の耳元で何かを言っている。
すると真由が私の耳元で言う。優梨の好きな人だ…
「大チャンだってさぁ〜♪」
森 大輔(モリ ダイスケ)。優梨の好きな人だ。
彼は優梨の幼なじみなのだ。クールだけど優しい所がある。優梨にはピッタリの人だ…。
「萌花はいないの??」
「いないよ♪」
「いないんだ。萌花は杉山クンがタイプだと思ってた…」
うぅ…真由、勘が鋭い…。
そして、ようやく来たお昼ご飯… 楽しみ♪♪