今の距離がちょうどいい
『こっちは今日は雨だよ。そっちは?』
そんな些細なことを理由にメールが出来る
会えない分彼と連絡を取る回数が増える
だからこれでいい
そう言い聞かせて寂しさを紛らわす
会えない時間が恋を大きくする
顔が見たくて目を閉じて頭の中に彼の姿を描く
そんな空想でまた彼を好きになっていく
近くにいたらきっと我が儘になる
すぐに会える距離にいるのに会えなかったとき
私は彼に無理を言ってしまう
毎日会いたくなってしまう
離れているから我慢は出来る
すぐに会える距離ではないと分かっている分寂しくても会いたくても現実を見ることが出来る
私の中で大きくなり続けるこの想いに対してどこまで我慢をしていくことが出来るかは私にも分からない
でも限界が来そうなとき
いつもそれを知っていたかのような『来週帰るから』とゆう彼からの連絡
また会える
その喜びで毎日の寂しさから解放される
嬉しくてたまらなくてそれだけで毎日を生きていける
いつも一緒にいたいけど今の私はまだ幼いからやっぱりこの距離がちょうどいい
いつかは報われる
もう少し大人になって彼を迎えてあげたい
そのときはもう離れないで
ずっと側にいて
次はいつ会えるだろうか
『帰るから』とゆう彼からの連絡を待ちながら胸をどきどきさせて今日も眠る